新卒入社2年目の澤さんと、入社したばかりの中村さん
新卒採用のなかには、大学時代の活動や授業が広報業界を目指すきっかけになった、という社員も少なくありません。大学での学びは活かされているのでしょうか? 2021年入社の澤さんと、2022年入社の中村さんに話を聞きました。
※本記事は2022年4月に取材した内容です
澤:大学時代に著名人を呼びトークイベントを企画するサークルに所属していました。バラエティ的なおもしろさだけではなく、社会的意義があり、既存の価値観に切り込むような企画・プロジェクトをやりたい、社会課題も解決できるような仕事に従事したいと思うようになりました。そんな矢先に授業でパブリック・リレーションズという仕事に出会ったことがきっかけです。
中村:情報を伝えることに興味があり、大学では「コミュニケーション学」を専攻し、学生寮やバイト先で広報を担当していました。大学でも「広報論」という授業を履修し、学んでいく中で「広報」が企業の経営と密接に関わっていて、企業価値を高める上でも重要な経営機能の一つだということを知り、働きたいと思いました。
澤:私の学部では、自分の好きなカルチャーについて没頭して研究する人がたくさんいました。必ずしもメジャーな考え方を持っている人ばかりではなく「お互いに議論して知る、認める」という姿勢の大事さを学びました。これは今の仕事にも役立っていると感じます。マジョリティ、マイノリティに関わらず、まずは社会の意見を拾うことからすべての仕事が始まっている気がします!
中村:広報についての講義や、セミナー、実務演習などがあり、基礎知識を前もって蓄えることができたので、「何をすべきか」が理解しやすく、今の業務のベースにもなっていると思います。また、「動画制作」を専門にするゼミに所属していたので、今後、様々な場面で業務に活かせるのではないかと思います。
澤:PR業界の中でも、特にプロフェショナルさを感じるかというところが軸でした。どんな社員の方々と一緒に切磋琢磨できるのか、という点もです。
中村:若いうちから得られる経験の量と質を一番に考えていました。エイレックスは1年目から多くのチャンスがあるのではと思い入社しましたが、お客様企業の経営に直結する業務に想像していたよりも早く関わらせていただいています。責任は重いですが、私も譲れない軸として持っていたので、やりがいを感じています。
澤:いくつかの会社を回って、広報業界のなかでも、特にプロフェッショナルさを感じた点です。エイレックスの先輩社員の皆さんは、少し話しただけですが、クライシスコミュニケーションやコーポレートコミュニケーションに特化していて、専門性を感じました。また、元記者や大手企業の広報部長など、さまざまなバックグラウンドを持つプロたちの意見を身近に聞けるということも自分の成長につながりそうだと感じたことも決め手です。
中村:広報論の授業で「危機管理広報」知り、興味をもちました。勉強に使った本の著者が社長の江良で、企業理念にある「公正で健全な社会の実現を目指す」という言葉に共感し、本当にそんな社会を一緒に作りたいと思ったからです。採用面接でも皆さん、誠実で正義感が強いように感じ、自分の本音を話せたことも安心できたので入社を決めました。
澤:思っていた以上だったのは、誰もが知る大きな企業がクライアントに多く、さらに早い段階でアシスタントとはいえ担当チームにつけていただけたことです。また、エイレックスに所属する広報のプロたちに近い距離で相談できることも思っていた以上でした。
中村:期待していた以上に、1年目から戦力として見ていただいていると感じます。自分の意見を伝える必要のある場面が多々あり、言われたことをやるだけの「操り人形」のような働き方は良い意味でできません。もっといい方法はないのか? など自発的に考えながら動くことが求められる職場なので、より成長できると思っています。
澤:研修はとても充実していると感じています。広報の理論的なことをはじめ、実務的なこと、社会人マナーなどしっかり教えてもらえます。また、普段からどんな些細なことでも質問に答えてくださる先輩方もいて、安心しています。
中村:先輩方が丁寧に指導してくれて、分からないことも聞きやすい環境です。私には澤さんがメンターとしてついてくださっています。仕事を振る時には「なぜこれをやるのか」といった業務の意義を、私が取り組んだ仕事を振り返る時には良かった点や改善点を理由付きで教えてくれるので、とても理解しやすいです。また、研修では経験のある先輩社員が体験談をもとに話してくださるので、自分ゴト化して日々の仕事に活かすことができ、非常に為になっています。
澤:若手でも意見や考えを聞いて受け入れてもらえる社風だと思います。また、社内イベントも多く、楽しむときは楽しむ、仕事をするときは仕事をすると切り替えのできる方が多い印象です。
中村:皆さん「プロ意識が高い」と感じます。一人一人が責任感を持って働いていて、デスクに向かう姿の迫力が凄いです。一方で、分からないことを聞いたら丁寧に教えてくれるという「思いやりの心」も持ち合わせている方ばかりです。ドラマで見たような理不尽で威張り散らす上司もおらず、非常に居心地が良いと感じます。
澤:当社の看板商品の一つでもあるトレーニングプログラムのディレクションや定例ミーティングの窓口業務を担当することが多く、お客様とやり取りする機会も増えてきました。私が担当している業務は、イベントのように成果のわかりやすいものではなく、日常の基本的なことが大事になるので、頼られているなと感じたりお客様から感謝の言葉をいただけると働きがいを感じます。
中村:新社会人としてのビジネスマナーから、広報コンサルの立ち振る舞いなど新入社員研修を受けつつ、モニタリングや危機事例の調査、資料作成など先輩のサポート業務を担当しています。先輩方から「ありがとう」と言ってもらったり、お客様の反応を聞いたりすることがやりがいになっています。
澤:学生時代にしかできないことをやることをお勧めします! 特に、自分の趣味や好きなものにとことん詳しくなる、もしくはその幅を広げることでしょうか。自分の詳しい分野がクライアントにあればもちろん役に立ちますが、そうでなくても「その分野のことを世間の人はどう見ているか、どんな意見があるか」といった世の中の多様な価値観をニュートラルに見ることは面白いですし、広報・PRにもつながる気がしています。
中村:まずは広報について勉強してみるのが良いと思います。広報の仕事は、実際に何をしているのか見えにくい仕事です。私も大学で勉強するまでは、広告との違いも分からなかったし、広報といえばマーケティング広報しかイメージができていませんでした。広報にも色々な役割があることを事前に知っておくことで、入社後のギャップを減らすことができるし、仕事を続けるうえでモチベーションも維持できるのではないかと思います。いま、社会では何が起きているのか、何がニュースなのか、そのニュースに対して自分はどう思うのか、というようなジャーナリズムについて考える癖をつけるのもいいと思います。